🪨

岩手県で久慈層群の調査・発掘を実施しました

2024年3月23日から25日にかけて、秋田大安藤研究室チームとの合同で久慈層群の調査を実施しました。北大からは中村研究室の矢野さんと、沢田研究室のRaman Umamaheswaran さんが参加しました。この調査では海岸露頭を中心に久慈層群の広い範囲を確認しました。
また、3月26日から4月1日にかけて久慈琥珀博物館と早稲田大学の共同発掘に北大から中村英人助教、矢野滉紀さん(M1)、Raman Umamaheswaran 博士の3名で参画しました。発掘現場は久慈琥珀博物館の琥珀発掘体験場すぐそばの川沿いで、久慈層群玉川層の露頭を毎年掘り進めることでこれまでにも多くの発見があった発掘調査を行いました。数多くの動物化石が発見される中、中村・矢野はバイオマーカー分析用の堆積岩と、琥珀や植物片のサンプリングを集中的に実施しました。
関連リンク:[久慈琥珀博物館] [秋田大OPaL]
久慈琥珀博物館の新館。国内唯一の琥珀専門の博物館として、充実した展示が見られる。ミュージアムショップには琥珀製品もたくさん。
久慈琥珀博物館の新館。国内唯一の琥珀専門の博物館として、充実した展示が見られる。ミュージアムショップには琥珀製品もたくさん。
後期白亜紀の森を推定復元したジオラマ
後期白亜紀の森を推定復元したジオラマ
発掘現場ではハンマーとタガネ、削岩機などを使って露頭から岩石を取り、それらを手分けして小割りして重要な化石が入っていないか確認していきます。
発掘現場ではハンマーとタガネ、削岩機などを使って露頭から岩石を取り、それらを手分けして小割りして重要な化石が入っていないか確認していきます。
夕食後のセミナーではさまざまなトークがあり盛り上がっていました。中村も分子化石の研究について話題提供しました。
夕食後のセミナーではさまざまなトークがあり盛り上がっていました。中村も分子化石の研究について話題提供しました。