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島根県中海調査、水圏生態系古環境談話会、奥出雲巡検「水圏生態系・古環境談話会2022オンサイト合宿大会@松江」

8月3日〜8月5日にわたり、島根県に赴き、コア採取・ミーティング・巡検を含む一大イベント、第26回水圏生態系古環境談話会「水圏生態系・古環境談話会2022オンサイト合宿大会@松江」を開催しました。北大からは、中村英人助教と沢田研究室修士2年の種市晟子さんが現地参加しました。
 

8月3日 中海堆積物コア掘削

島根大学エスチュアリー研究センター中海分室で中海堆積物コア掘削とサンプリングを実施しました。現場で生のサンプルを前に、参加者は皆、集中して作業していました。研究の議論にも熱が入ります。
今回のサンプリングは兵庫県立大の廣瀬孝太郎博士が中心となって進めてきた沿岸水域の古生態系変動の研究プロジェクトの一環で、中村らは堆積物コアのバイオマーカー分析を担当します。
早朝のエスチュアリー研究センター中海分室を出発するコア採取乗船チーム Photo by Kotaro Hirose
早朝のエスチュアリー研究センター中海分室を出発するコア採取乗船チーム Photo by Kotaro Hirose
約2mのコアを2本採取しました Photo by Kotaro Hirose
約2mのコアを2本採取しました Photo by Kotaro Hirose
水深に合わせたロッド付のコアバレルを湖底に一息に差し込み、堆積物を採取します Photo by Akiko Taneichi
水深に合わせたロッド付のコアバレルを湖底に一息に差し込み、堆積物を採取します Photo by Akiko Taneichi
すぐにコアを分割・記載して、様々な分析項目ごとに必要な量を取り分けます。島根大・北大・兵庫県大・高知大からの作業メンバーの協力により、サンプリングは順調に進みました。Photo by Kotaro Hirose
すぐにコアを分割・記載して、様々な分析項目ごとに必要な量を取り分けます。島根大・北大・兵庫県大・高知大からの作業メンバーの協力により、サンプリングは順調に進みました。Photo by Kotaro Hirose

8月4日 汽水域懇談会/水圏生態系古環境談話会 合同大会

月イチ開催中の水圏生態系古環境談話会は、今回、汽水域懇談会と合同で開催となりました。初めての対面(ハイブリッド)開催で、談話会から廣瀬孝太郎博士と新家弘也博士が登壇して研究成果を発表しました。 その後、安藤卓人さんの案内でラボツアーも実施されました。
案内ポスター(PDF公開のものを画像化)https://www.esrec.shimane-u.ac.jp/docs2/2022071100012/
案内ポスター(PDF公開のものを画像化)https://www.esrec.shimane-u.ac.jp/docs2/2022071100012/

8月5日 奥出雲巡検

宍道湖・中海の重要な流入河川である斐伊川の源流から宍道湖までを辿る奥出雲巡検に参加しました。後背地の地質や土地利用の歴史的な変遷、河川環境など学ぶことの多い行程でした。
出雲平野・宍道湖周辺の地形形成に多大な影響のあった製鉄(たたら製鉄・鉄穴流し)に関する見学地点も多く設定されていました。Photo by Hideto Nakamura
出雲平野・宍道湖周辺の地形形成に多大な影響のあった製鉄(たたら製鉄・鉄穴流し)に関する見学地点も多く設定されていました。Photo by Hideto Nakamura
斐伊川源流から旅をして、ここは中流域。Photo by Hideto Nakamura
斐伊川源流から旅をして、ここは中流域。Photo by Hideto Nakamura