地球化学会が大阪市立大学で開催されました

発表

瀬戸内海表層堆積物中の長鎖ジオール類組成とその古環境指標としての意義について発表しました。真正眼点藻類に主に由来すると考えられる主要な長鎖ジオール類のうち、 C32 1,15-ジオールは陸水域で卓越し、沿岸海域における C32 1,15-ジオールの寄与率は淡水流入の指標となる可能性があります。C32 1,15-ジオールの割合は、陸地に囲まれた瀬戸内海では太平洋と比較して大きく、瀬戸内海で最大の流入量を持つ淀川の河口域から外洋域にかけてのトランセクトにおいて最も顕著な変化(連続的な減少)を示しました。
 

年会実行委員

大阪市立大学での開催ということで、年会実行委員としてお手伝いさせていただきました。事前準備、当日の運営サポート、後片付けまで、一緒に動き回ってくれた学生スタッフの皆様もありがとうございました。日本地球化学会ニュース No.227 年会報告