農学部前の朽木 Decaying wood
北大農学部前のハルニレ林にあった切り株がいよいよ腐朽してきており、ぼろぼろに崩れていた。樹種は明らかではなかったが、周囲の樹木と見比べてハルニレとあたりをつけている。
雨の日なのもあり木は湿っていたが、持ってみると思いのほか軽く、指が沈み込むフカフカとした感触があった。後になって持ち帰った木片を乾燥させたらこれまたスポンジ並に軽くなり、分解が進んで居ることが伺えた。
腐朽した材には縦横に白い菌糸が走っているのが肉眼でも明らかであった。
根本のほうを掘り返してみると、ミミズが材の隙間に穴をつっこんでもがいていたが、これは雨で出てきたものか、もとより腐朽した材と地面の間をうろついていたのかは定かではない。ワラジムシは木の隙間に沢山いたもの。